いぶりひだか建設コネクト
The role of the
construction industry
建設業の仕事
「つくる」「まもる」「いかす」
  • 建設業は、国民の暮らしに深くかかわる、道路や河川、橋梁、ダム、トンネルなど社会資本整備の直接的な担い手であり、それと同時に地域経済と雇用を支える重要な基幹産業です。また、住宅やビル、学校、病院など身近な建物を造ることで、便利で快適な生活を創り出しています。
  • 近年の激甚化する自然災害に対して、減災・防災対策や災害復旧工事を担い、国民の人命と財産を守る「頼もしい存在」として地域住民の信頼は高まり、自衛隊や警察、消防隊よりもいち早く災害現場に駆け付け、初期対応を行っています。
  • 北海道でも平成28年8月、北海道に3つの台風が上陸し、記録的な豪雨災害によって日勝峠が寸断されましたが、地域の建設会社が昼夜を通して災害復旧工事に携わり、わずか1年足らずで通行止めを解除することができました。
  • 平成30年9月6日に起きた北海道胆振東部地震では、厚真地区などで大規模な土砂崩れが発生し、44名(災害関連死を含む)の尊い命が失われましたが、地元の建設会社が復興・復旧事業に携わり、被災前の日常を取り戻すため、懸命に建設作業を続けました。
  • 建設業のもう一つの大切な仕事は、インフラの維持管理です。1年を通して車や人が道路を安全・安心に通行できるのは、建設会社が道路沿線をパトロールして目を光らせているからです。冬期間の除雪作業も、みんなが寝静まったときに、道路や歩道に降り積もった雪を取り除き、朝の通勤・通学に支障がないように市民生活を支えています。
    一方、建設業は単なる施工者という立場だけではなく、地域のお祭りやイベントなどの担い手としても活躍し、地域活性化には欠かせない存在になっています。道路や河川のゴミ拾いや花壇づくり、献血、防災講習などの社会貢献活動に取り組み、地域から大変喜ばれています。
  • ★「つくる」=社会資本整備は、安全・安心な地域づくりや快適な生活空間の創造につながる、とても重要な役割を担っています。例えば、農業土木工事は、農用地の改良・開発によって土地条件を改善し、農産物の収穫増や生産性向上をもたらす、大切な仕事です。また、道路やトンネルを新しくつくることで、移動時間を短縮し、地域の特産物をいち早く消費地に届けることができます。
  • ★「まもる」=建設構造物を維持管理・保全していくことも建設会社の大切な仕事です。例えば、道路の維持管理では、夏場の道路沿線の草むしりや路面補修、冬場の除雪、防雪柵の設置など一年を通じて、日夜作業を続けています。また、建築分野では古い建物の保守点検やリフォーム工事などを行い、長く安心して住み続けられる住環境を整備しています。
  • ★「いかす」=豊かな自然環境に恵まれた胆振・日高地方。その貴重な観光資源をフルに生かすためには、交通アクセスの整備は欠かせません。高規格幹線道路「日高自動車道」の整備は浦河町へ向けて着々と進み、札幌圏をはじめ道外・国外の観光客を呼び込むことで、観光振興や経済活性化につながると期待されています。